アベノミクスの第三の矢「成長戦略の骨太の方針」策定により、中小零細企業の事業支援策が広く行われているのをご存知でしょうか。

３月のとある昼下がり、いつも目を通すメルマガを斜め読みしていたら、「小規模事業者持続化補助金」についての紹介記事がありました。

この補助金は、小規模事業者が経営計画に基づいて、商工会議所の支援を受けながら行う販路開拓等の取り組みに対するものです。（ちなみに小規模事業者とは、従業員の数が20人以下の事業者です。）

販路開拓等の取り組みとは、売上げを上げるための営業施策である、販促用のチラシの作成、販促用PR、商談会、見本市への出店費用、ネット販売のシステム構築、店舗の改装費用、新商品の開発、景品、販促品の製造、調達などなど。

「売上げをあげるための攻めの取り組みに関する費用に対して、補助しますよ」という内容の補助金です。

補助額の上限は、５０万円で、取り組む費用の２／３以内（雇用を増加させる取り組みは上限１００万円）ということです。

年度末の多忙期が、締め切りでしたので、「無理かな・・・」と思いましたが、申請書類を見てみると、フォーマットが用意されているので、「できるかも・・・」と気を取り直しました。

採択されなければ、徒労に終わる作業ですが、実現したい計画、ささやかな小さな夢、をいっぱい持っているワタクシとしては、趣味の一環（？）としてチャレンジすることに致しました（笑）

構想をペーパーに落とすこと約２時間。。
翌日、商工会議所を訪ねて、担当の方に提出しました。
とても若い青年でしたが、熱心に指導して下さり、約１０日間、４度に亘る添削で、申請書類を完成させました。

こういった作業は、本当に自分の身に付きますね。
「自己の強み」「他から見た自分」・・・意外と客観的に捉えていないのだなあ、と改めて感じました。例えば、私は「印刷屋」ですが、業界では常識のことが、一般の方から見ると特別のことであったり、「自分では当然のこと」が、「とても特殊な能力」に評価していただけたり、、逆に「これはスゴイ！」と思うことが、「どこがスゴイの？」と思われたり。。。とても勉強になりました。

書き上げたことに満足して、これがどうなったのかをすっかり忘れて一ヶ月を過ごしました。そんな本日、商工会議所から、採択通知が届きました！！　

びっくり！　心を引き締めて、計画を実行してゆこうと思います。

採択率はどの程度なのか分かりませんし、地域差もあると思いますが、私でも通ったということは、比較的難易度は低いように感じます。
興味のある方は、二次募集受付中なので、是非チャレンジしてみて下さい。

特設サイト　http://www.jizokukahojokin.info

ちなみに、商工会議所の会員でなくとも、大丈夫のようですよ。おそらく、補助金の申請作業が円滑かつスピーディーに行われるように、政府が全国組織である商工会議所のネットワークを利用する、、というイメージでしょうか。